【アフレコインタビュー】雑誌掲載では紙面の関係で載せられなかったインタビューの完全版です。
作品についてお願いいたします
- 【戸崎圭祐役/平川大輔さん】
- 平川さん:今回はCDの第二弾ということで、なんか幸せなところからのスタートだったので、その後に起きる問題や、事件だったりとかが、いちいちグサッグサッとくるところが圭祐的にはありましたよね。
途中まではどうなっちゃうんだろうと思ったんですけど、最後はとても幸せな感じに終われて、良かったです。
- 【倉田将成役/森川智之さん】
- 森川さん:タイトルが純情なんで、本当にその通りのストーリーというか、気持ちのまま演じていけたかなって。
作品について言うと、純情だからこそ、いろんな問題が出てきて試される、二人の試練のお話なのかなと。
今回二作目で完結編なので、将来っていうものが見えてきたときに、二人の愛は本物なのかと試されるような、そんなドラマティックな展開だと思いました。
- 【宮田一臣役/遊佐浩二さん】
- 遊佐さん:前回も二人が理解しあうまでにすったもんだがあったんですが、今回もやはりでした。一人や二人は絶対に出てくるであろう、反対の強硬な方がいらっしゃったので、僕らが出るまでもなく、非常に盛り上がっていた感じがありましたね(一同笑)
僕たちは見守る立場で。本当にもう、暖かいアドバイスだけをしてね(笑)
本当に良い人だな、宮田って(一同笑)
- 【室江弘真役/星野貴紀さん】
- 星野さん:収録が始まる前に衝撃の事実を聞きまして。まさか、室江のお兄ちゃんが○○だったとは!(一同笑)
ということで、本番中にキャラ変更を強いられたわけですけれども(笑)やっぱり身近に前例があるというか、理解の深い所が彼にはあるんです。倉田からそういうカミングアウトを受けても、暖かく見守るというか、同級生のよしみというか、長い付き合いというか。
そういう二人以外の人間模様もしっかり描かれている作品でしたね。
キャラについてお願いします
- 【戸崎圭祐役/平川大輔さん】
- 平川さん:圭祐は将成という相方ができたことで、ひとつ強くなったところもあり、逆に弱くなったところもあり…みたいな感じですね。
より魅力的な人間に…演じ手としてはですけど、なったかな~と思います。
今回は将成の母親と対決するシーンなんかで、「困ったなーどうしよっかなー」といっつも悩んでばかりではない、彼の色々な面が見られたのが新鮮でした。
気持ちをまっすぐに…それこそ純情っていうタイトル通りなのかもしれないですけど、まっすぐに気持ちを伝える、凛とした彼を見れましたので、とても良かったです。
- 【倉田将成役/森川智之さん】
- 森川さん:前回は圭祐が気持ちの見えない将成に振り回される話でした。でも今回は将成が自分の身内系に振り回されるというか…ぶっちゃけ両親になんですけれどもね。
ただ男と付き合ってるのがバレたというだけじゃなく、将成のトラウマになっていた家族との確執問題が実は背景にあったりするわけですよね。
彼自身は立派な大人なんだけれど、子供の頃に負った傷みたいなものを、ここでちゃんと清算できるかという深い話なわけです。
彼は体育会系なのに意外と今回は、心の中でいろいろ葛藤があったりとかしているので、そんな内面の部分にやりがいを感じました。
- 【宮田一臣役/遊佐浩二さん】
- 遊佐さん:宮田は本当に素晴らしい人間で(一同笑)。いやいやたまに意地悪だけどいい人だから(一同更なる笑)
戸崎にしろ倉田にしろ室江にしろ、登場人物の設定では同級生が多いですよね。
室江は常務で上司は上司なんですけど、でも同年代なので。そこにアドバイスを与えるには、きちんと人間の出来た年上の人が大事なんじゃないかなーと。そう考えると宮田くんの純情内必要度を占める割合は大きいんじゃないかなーと思いましたね(一同笑)
室江はね、まぁ常務ではあるんですけど、取締役になってもまだタバコをやめられないというところに自己管理の甘さを感じますね(一同笑)室江君にもアドバイスを与えるとすればそういうところですね。V'sカンパニーもどうかなぁ。うちの書き方次第では、V'sカンパニーぐらいは何とかしてあげることも出来るんだけど、潰すことも出来るんだよ…とね。
まぁ、そこをしない所に宮田の素晴らしさを判って頂きましたか?(一同爆笑)
- 【室江弘真役/星野貴紀さん】
- 星野さん:タバコは嗜好品なので、きっとやめられないだろうなーと思う室江なんですけども。
遊佐さん:あれ喫煙室なんでしょ? 社内全体は禁煙になってるんだよね。
星野さん:完全分煙ですね。
遊佐さん(宮田):それなのに常務自ら休憩時間の度に行くっていうのはどうなのかな~。これから活動を広げて、どんどん大きくしていこうっていうV'sカンパニーなのにさぁ~。
星野さん:帰る前に一本…みたいなね。
遊佐さん(宮田):我慢出来ないのかい? その一本が。
星野さん:我慢…出来ないんですよね。その辺が甘いというか…甘えんぼさん、みたいな(一同笑)。
面倒見がいいわりに、かまって欲しい次男というか。上におにいちゃんがいるとね。とはいえ僕長男なんで、上に誰かがいるって気持ちはよくわからないんですけど(笑)
遊佐さん:休みに電気店をうろつくあたりもまだヤンチャな次男ね(笑)最新家電欲しいなーみたいな(笑)。
星野さん(室江): 携帯の機種変って言ってたじゃないですか!(笑)
遊佐さん(宮田):常務なんだから二台持っとけよ、私用電話も経費に乗せるんじゃない! と(笑)
星野さん(室江): 結構ちくちくさされてますけども(笑)
遊佐さん:良かれと思って言ってるのにな~。クリーンなイメージ大事ですよ!
星野さん(室江): ありがとうございます、V'sカンパニーを大きくするため、僕もがんばりたいと思います(笑)
聴き所を教えてください
- 【戸崎圭祐役/平川大輔さん】
- 平川さん:将成と倉田父の会話です(キッパリ)。 うん、絶対。
- 【倉田将成役/森川智之さん】
- 森川さん:そうですねー…(考えて)…意外にお母さんがきれいだった!(一同笑)
平川さん:そうそうそう、お母さんきれいなんですよねー!(激しく同意)
森川さん:お父さんもまた二枚目だし!(笑) やっぱねー、こういう二人からは将成みたいないい男が生まれてくるんですね~、完璧すぎますよね~(一同笑)。それが聴き所っちゃアレですよね。
平川さん:ええ、見所ですよね、それ(笑)
森川さん:見所じゃダメだよね、聴き所じゃなきゃね(笑)。
え~今回の聴き所はやっぱりね、全て取りこぼしなく、原作の魅力を詰め込みましたって感じですね。余すところなく…なので、ええ?! ってところが――や、まだ編集の関係でわかりません、カットするかもしれませんが(笑)――一番いいシーンとか、皆さんが期待しているシーンとかちゃんと入っていると思うので。また、原作にはない台詞も入っていたりするので、それも楽しんでいただければと思います。
- 【宮田一臣役/遊佐浩二さん】
- 遊佐さん:今回はお母さんとお父さんなどの、倉田家のお話がメインでしたので、彼らのそれぞれの立場ですね。
お母さんはもちろん心配して反対してますし…まぁ世間体もあるんでしょうけど。お母さんの考え自体に全部は賛成出来ませんけど、彼女みたいな人もいるでしょうね。
うって変わって、お父さんはわりと良い人だったのも印象的でした。
その辺のコントラストとというか、両親でありながら、二人の対応の違いが聴き所じゃないでしょうか。
- 【室江弘真役/星野貴紀さん】
- 星野さん:やっぱり恋に障害はつきものですよね。何か大きな事件があって、それを二人で解決することで、お互いの絆がどんどん強くなっていくんじゃないかと…。
今回は家族間のゴタゴタがあることによって、二人の絆が強くなっていくっていうのが聴き所じゃないですかね。
ファンに一言お願いします
- 【戸崎圭祐役/平川大輔さん】
- 平川さん:純情第二弾です。第一弾で結ばれた二人がどのようになったか、最後まで…そしてその先まで描かれております。
是非聴いて頂いて、彼らの行く末を見届けて、聴き届けて頂けたらな、と思います。よろしくお願いします。
- 【倉田将成役/森川智之さん】
- 森川さん:圭介と将成の将来を心配するなら、是非この純情2を聞いてですね、皆さんちょっと安心してみませんか?
やっぱり、愛はとっても、何ものにも代えがたいものなんだなって伝わると思います。
- 【宮田一臣役/遊佐浩二さん】
- 遊佐さん:皆様のご声援のおかげで、宮田に一臣という名前が表記されるようになりました。
で、(宮田)これからもDBナビをよろしくお願い致します。V'sカンパニーがどうなるかどうかは、皆様の声援次第です。「DBナビに取り上げてください」という(一同笑)
――熱い声援で変わるかも…と(笑)
遊佐さん(宮田):まぁ、V'sカンパニーをどうするかはうちのさじ加減ひとつですよぉ? DBナビを応援してくださらないと、V'sカンパニーは潰れてしまうと思います(一同笑) なので、宮田をよろしくお願い致します(ええっそこ!?的な一同笑)
- 【室江弘真役/星野貴紀さん】
- 星野さん(室江): (笑)今後は企業としてもクリーンなイメージを前面に打ち出していきたいと思います。
ですから是非是非DBナビさん含め、V'sカンパニーを取り上げてちょうだい、という応援の声をダリアさんに送って頂けるとありがたいです(一同笑)
――前向きな企業宣伝ありがとうございました!(笑)