大学の映画科で学んでいるサードは、
イケメンでプレイボーイなカイと親友同士。
強引なカイに振り回されることもあるけれど、
何をするにも一緒の大切な存在だった。
しかし、サードには誰にも言えない秘密がある。
それは―― 出会った頃からずっと、カイに恋をしていること。
恋人や遊び相手が途絶えないカイの恋愛相談を聞きながら、
“ 親友”という近いようで遠い距離に一喜一憂する日々。
そんな中、突然カイの態度が恋人に接するかのように甘くなって…!?
書店員さまの声
サードを泣かせるやつは私が許さない!!カイの鈍感バカ野郎!!!と何度思ったことか。
カイに本当に大切なものはすぐそばにあるんだよって教えてあげたくなります。サードに感情移入しまくりです。泣きます。号泣です。でもあることをきっかけにカイを応援したくなったり。すれ違ってばかりの2人にこちらも振り回されてしまいます。とにかく切なくて苦しくて途中から読み手のこちらも逃げ出したくなりますが、絶対最後まで読んでください。
それだけ作品の世界観に引き込まれてしまう、読了後は絶対後悔しない、これぞJittiRain作品。感涙必死の物語です。
ネタバレになるかもしれませんが…
ドラマでは描かれなかったその後の話では、以外にもカイよりも積極的なサードが見れたのが嬉しかったです!もっとカイの方がぐいぐいいくかと思いきや、、、そらそうですよね、片思いの時間が違いますもん!ずっとずっと幸せでね!!
そばにいられるだけで充分、と気持ちを抑えようとしても一途に「好き」と思い続けてしまうサードと、
そばにいることが当たり前で、本当の「好き」に気がつかず大切にする方法を間違えていたカイ。
変わることを恐れていた2人が、
ぶつかったりすれ違いながら気持ちを寄り添わせるまでの過程と心情が切なく、
相手の気持ちを確かめるためことにがむしゃらになったり、
自分の本当の気持ちを受け入れることに苦しみながらも、成長していく姿が愛おしい。
2人を見守る悪友であり親友たちの、
からかいながらも大事なところでは友だちを守ろうとする優しさがまた魅力的!
大切な人を愛することを知った、彼らのハッピーエンドを願わずにはいられません…!